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今回のコラムでは機械製作工場を建設する際のポイントについて解説いたします。
機械製作工場を新たに建設・開設予定の方はぜひご覧ください!
機械製作工場とは、産業機械や工作機械で機械や機械部品を作成する工場です。
材料の切り出しや形状製作、部品組立、機械加工などを行っていきます。
さまざまな種類の作業が発生しますので、業務順序を想定した上での効率的な建物づくりが求められます。
効率的な工場づくりが求められる上で、設備配置や工場内の構造を十分に検討する必要があります。
作業員の作業や移動、原材料品の搬入・導入や製造過程、完成品の搬出など多くの業務工程がスムーズに行われるよう建設前の導線確認が必要です。
事業継続性も工場建設を行う上で重要になってきます。災害などの影響を受けて工場停止するリスクがある中で持続可能な建物づくりを考慮する必要があります。
工場停止のリスクとしては、経済的な被害、取引先からの信頼損失、人的事故などがあります。
工場を建てる際のポイントとして環境への配慮も欠かせません。廃棄物の処理や騒音トラブルも含めて行政により規制が設けられる場合もあります。そのほか製造を行う上で注意しなければならない法令も増えていくので丁寧なヒアリングを元に法令に遵守した建物づくりが重要です。
どうしても機械製作工場だと工場内に大規模な機械を配置することが求められるため、手狭になってしまいます。
作業を行いやすくするためにも生産性を高くもつためにも余裕をもった広々とした工場づくりをおすすめします。
大規模な工場を建てるためにも当然ながら広い土地が必要です。
広い土地を購入する上でも調整区域の土地は市街化地域の土地よりも圧倒的に安いためおすすめです。
そもそも市街化調整区域とは、都市計画法第7条に基づいて都道府県が定めている区域区分の中で、
市街化を抑制する区域 のことを指します。市街化を抑制するというのは、住宅や施設などを積極的に作って活性化を行わないということです。
つまり原則として、人が住むために必要となる住宅や商業施設などの建物を建てることはできません。
ただ絶対に建物が建てられないわけではなく、地方自治体に申請し、開発許可・建築許可が降りれば建物を建てることが可能 です。
市街化調整区域で建築をするためには、開発審査会にかけるなど、自治体の担当部署との相談・交渉が必要 となります。
また多岐にわたる行政手続きを伴う市街化調整区域での工場・倉庫建設は、工期が長く、手続きが煩雑で、行政書士や建設会社などとの連携も必要になります。
ルフト・デザイン株式会社では市街化調整区域での工場・倉庫建設を得意としており数多くの市街化調整区域での工場・倉庫建設の実績がございます。
設計事務所という立場で許可の要否や手続きが必要な法令の確認などについて、行政と直接やり取りを行います。
一般的には建築不可とされた土地でも実績をもとにして建築許可を取った経験もございます。
行政書士などの他の会社に委託するのではなく、自社で対応を行うので一貫したサポートが可能です。
ルフト・デザインで過去、工場建設・開設をサポートした実績をご紹介いたします。
材料切断をはじめとした小物精密機械加工~大型機械加工を行っている工場です。
作業を行う上で大型機械を工場内に配置する必要があるため、工場内の導線設計に力をいれました。
柔軟に配置転換(レイアウト変更)を行えるよう考慮いたしました。
また社員さんが使う事務所も併設しました。
自動車部品をはじめとする金属プレス製品を製造する、プレス加工を行うための工場です。
令和3年に建設した建物です。
金型設計・製作(外製)、プレス加工、溶接や組付け、表面処理(外製)などの二次加工を含めて一貫した工程が行われるため
導線の確認、構造設計を注意して設計を行いました。
調整区域という広々とした土地を活用して建設したため、延べ床面積1,345.52㎡という大規模の工場を設計しました。
いかがだったでしょうか?
今回は、簡易的ではありますが機械製作工場についてコラムを書きました。
将来を見据えた工場設計をおすすめいたします。
現在、【無料】市街化調整区域建設相談会も実施しておりますのでお気軽にお申し付けください。